田久保裕一の指揮棒コーナー

 指揮棒には様々は長さや、グリップの形、材質のものがあります。
 どんな指揮棒を選んだらいいのでしょうか、との質問が多く寄せられます。

 結論は、はっきり言って自分が気に入っていれば良い、ということです。


 私の考えを言わせていただくと、

 まず、最近新しい素材の指揮棒が売られていますが、グラスファイバーやカーボングラファイトなどは、折れにくい素材です。折れないから自分の手を傷つけてしまう恐れもあります。はっきり言ってコワイです。また、持った感じが冷たいので、私はあまり好きではありません。さらに、好きな長さに切れないのでこれも困ります。やはり折れやすいのですが「木製」のものをお勧めします。

 持った感じですが、重心が手前にあるほうが軽く感じます。
 握り(グリップ)の形は、それぞれの好みで良いでしょう。
 長さは、これも好みですが、だいたい34cmから38cmくらいの長さをお勧めします。身長の低い方が、あまり長い指揮棒で振ると、「棒に振られている」感じがしますので気をつけてください。
 小学生が持つときは30cmくらいで充分でしょう。

 ちなみに私は、全長37cmのものを、だいたい1.5cmくらいカットして使っています。
 色は白でも、白木でも結構です。これも好みです。

 私の指揮棒はドイツ製で、6年前ウィーンで見つけました。
 いろいろな指揮棒はコレクションとして持っていますが、実際には、この指揮棒を長年使っています。

指揮棒 指揮棒 拡大写真


 グリップは、いわゆる「涙型」です。結構手にフィットします。
 軽くて、丁度人差し指くらいのところに重心がきます。

 ケースは、釣具屋さんで「うき入れ」として 430円で売っている筒です。
 メーカーは孔雀印  太さ(中)  長さ40cm
 指揮棒が互い違いに2本入ります。

 指揮棒は日本で売っていませんので、業者に輸入してもらっています。


 お問い合わせは、田久保裕一まで、メールでお願いいたします。


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