コンセールバックナンバー

CDバックナンバー Vol.6 1998.09.24

ウィリアム・カペル全集

ショパン:マズルカ集・ピアノ・ソナタ、ラフマニノフ・プロコフィエフ・
ハチャトゥリアン等のピアノ協奏曲、ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ・
ヴィオラ・ソナタ他室内楽まで、全正規録音・未発表録音・別テイクを含む、
 パーフェクト・コレクション
 共演者、ハイフェッツ、プリムローズ、クーセヴィツキー、ライナーなど
            
¥17,143(税抜き) BMG-RCA  BVCY-34001/08   (8+1CD)

 不出の天才ピアニスト・ウィリアム・カペルが、31歳・飛行機事故で、生涯を閉じて
   45年、RCAは今回カペル記念全集を、10月21日直輸入限定販売する事になりました。
 今では、名前すらご存知無いかたも、いらっしゃるようですが、現在 CD2枚分しか、
 正規に世界で発売されていない現状では、致し方ないところです。しかし生前の評価は、
 世界を股に掛け、天才の名を欲しいままにしていた感があります、佳人薄命と言います
 か、神がその天分を妬んだとしか言いようがない結末ですが、今聴いても全く古さを感
 じさせない演奏は、驚異ですら有ります。今回コンセールでは、その発売に合わせて、
 一人でも多くのファンに聴いていただきたく、日本国内に限り税込定価18,000円にて、
 皆様方のご自宅まで配送させていただきます。このサービスは、発売日までに限らせて
 いただきます。
 

メイエル名演集第3集

   モーツァルト:ピアノ協奏曲第20&23番、ピアノ・ソナタ第8番
   バッハ:2&3声のインヴェンション、パルティータ他全29曲

    マルセル・メイエル(Pf)
    モーリス・エヴィト(指)エヴィト室内管弦楽団  

¥9,000(税抜き) EMI-PATHE  568498-2  (5CD)

 フランスの個性的な、叙情派ピアニスト・メイエルは、日本ではあまりにも
 知られていません。ディスコフィル・フランセと言う、ローカルなレーベル
 で、モノーラル期に活動期があったとは言え、カペー四重奏団のエヴィトの
 オーケストラとの、モーツァルトを聴けば、同時期のハスキル・マルケヴィ
 ッチ盤と、双璧である事は、誰でも納得します。これが第3集と言うことは、
 当然シャブリエ、ラヴェル等とクープラン、ラモー等もあります。

ゴティエ・ドマルセイユ:交響曲集

   ユーゴ・レイネ(指)サンフォニア・デュ・マレ

¥2,100(税抜き) AUVIDIS-ASTREE  (1CD)

 17世紀フランスの作曲家、ピエール・ゴティエの、交響曲とは言え
 組曲・序曲に近い物で、フルートと弦楽器にクラブサンの編成で、
 南フランスの空気でいっぱいにしてくれます。 

ヴィオッティ:ヴァイオリン・ソナタ第2集

   ソナタOp.4より2曲ほか全4曲

   フェリックス・アーヨ(Vn)コラード・デ・ベルナルト(Pf)

¥1,500(税抜き)  DYNAMIC  S 2003 (1CD)

 ヴァイオリン協奏曲は29曲ありますが、ソナタもかなりの数です。次の
 第3集(S 2004)とで完結になります。当然世界初録音でもあります。

サン・ジョルジュ:弦楽四重奏集

   弦楽四重奏第1/2/3/4/5/6番

   ジャン・ノエル・モラール四重奏団

¥1,900(税抜き) ARION  ARN 55425 (1CD)

 ブーローニュ伯爵と黒人の間に生まれ、ヴァイオリニストや剣の達人
 でもあり、波乱に富んだ生涯は、小説にも成っています。その彼の創
 り出す音楽は、明るくさわやか以外ですね。

フランク&ヴュータン:ヴィオラ曲集

    ヴュータン:ヴィオラ・ソナタOp.36、カプリチッオ
    エレジー、フランク:ヴァイオリン(ヴィオラ)・ソナタ
 
    ラルス・アンデルス・トムテル(Va)ホヴァル・ギムセ(Pf)     
 
¥2,200(税抜き) SIMAX  PSC 1126 (1CD)

 ヴュータンの3曲はオリジナル、フランクは、演奏者の編曲です。   
 


現代フランス作曲家のチェロ重奏曲集

    クセナキス:ヴィンドゥンゲン、ブーレーズ:メサージエスキス、
    ローテン:ノクチュナルほか、ティスネ、トマシンの作品

    アリスクレン(指)チェロ八重奏団コンフント・イベリコ

¥2,100(税抜き) CHANNEL CLASSICS CCS 11798 (1CD)

 今や人気のチェロ重奏の新録音、編曲物ではなく、現代バリバリの
 オリジナル集、この団体は、すでにスペイン物など、2Wをモノに
 しています。


バルトーク・ヴァイオリン作品集

   協奏曲1&2、ラプソディー、ソナタ1&2、44の二重奏曲
   ソナチィネ、無伴奏ソナタ、コントラスツ他全11曲

   アンドレ・ジェントレル(Vn)ベラ・バルトーク(Pf)
   スーク(Vn)アンチェル(指)チェコ・フィルハーモニー他

¥6,600(税抜き)BALTIC(SUPRAPHON) BA 0001(4CD)

 ヘンデルと言えば、ボイドニール。ハイドンと言えば、ヴェルディッケ。
 一昔前は、スペシャリストがいました。今はそれでは活動できませんが、
 バルトークと言えば、ジェントレルでした。

シレ:クラブサン曲集

   ディヴィド・モロニー(Cem)
    
¥4,600(税抜き) ACCORD  205 332  (2CD)

 17世紀全盛を誇った、フランス・クラブサンの最後の作家、ニコラ・シレの
 唯一残された曲集を、モロニーが華麗に再現しています。  

フランセ:オラトリオ「聖ヨハネの黙示録」

     エヴァ・リンド(S)ホフマン(A)アゼスベルガー(T)
     シモニス(指)ゲッティンゲン交響楽団  

¥2,200(税抜き) WERGO WER 66322 (1CD)

 ジャン・フランセにしては、チョット異質な感じのする本格的なオラトリオ
 です。演奏者にもよるのでしょうが、なにかを予見させられる、フランセの
 若い時代の作品です。

セヴラック:歌曲集
 
    リトゥルネル、復活、山の夜明け、オーバード、夢、他全27曲

    フランソワ・ル・ロウ(Br)ロザリオ(S)グラハム・ジョンソン(Pf)
¥2,100(税抜き) HYPERION  CDA 66983 (1CD)

 ピアノ曲が少し知られる位の、知名度ですが彼の特質は、歌曲に一番
 発揮されているのではないでしょうか、この中のいくつかは、彼自身の
 作詞でもあり、紹介CDとしての重責は充分です。

ヴェルディ:歌劇「椿姫」

   デヴィーア(S)アロニカ(T)ザンカナーロ(Br)
   カッレガーリ(指)ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ管弦楽団

¥4,400(税抜き) BONGIOVANNI  GB 2530/31  (2CD)

 歌とりわけオペラが得意の、ボンジョヴァンニ氏が、一押しかどうかは
 知りませんが、今ヴィオレッタならこの人と言う、デヴィーアのライヴ
 CDの椿姫は、これで決まりです。

佐渡裕・フランス音楽の祭典

   デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
   ビゼー:「カルメン」組曲より6曲
   ビゼー:「アルルの女」組曲より5曲
   オッフェンバック:バレエ「パリの喜び」より

   佐渡 裕(指)フランス放送フィルハーモニー管弦楽団

¥1,886(税抜き)期間限定 ワーナー・エラートWPCS-6320 (1CD)

 先のイベールが、思いの外良く売れて、佐渡氏の人気の証明と成りましたが、
 師バーンスティンを飛ばして、次ぎに先にこのアルバムを発売しました。今の
 彼を育てたフランスの通俗名曲集とは言え、元気に、力一杯全力投球する様を
 みせられますと、私ならずとも応援したくなるものです、今回は録音も優秀
 です。                 
    

ヴィラ・ロボス:管弦楽曲集

     交響詩「アマゾン川」、ギターと小管弦楽の協奏曲
     ブラジル風バッハ第2&5番

     アウセル(G)バーヨ(S)
     クリヴィヌ(指)リヨン国立管弦楽団    
¥2,718(税抜き)ワーナー・エラート WPCS-6371 (1CD)

 ヴィラ・ロボスの初期の作品ではありますが、交響詩は珍しい物です。
 ブラジル土着の音楽を、素材にしているのは当然ですが、その後の彼の
 特質が、予見される野趣に富んだ作品であり、演奏です。

プロコフィエフ:ロメオとジュリエット(抜粋)

   プロコフィエフ:交響曲第6番Op.111

   シャルル・デュトワ(指)NHK交響楽団  

¥2,913(税抜き) ポリグラム・ロンドン POCL-1826 (1CD)

 N響常任指揮者のデュトワが、ヨーロッパのスタッフと、東京で録音した
 記念すべき一枚です。世界に「N響有り」と知らしめるに値する物ですが、
 日本の、東京のコスト高には、一番ビックリしたそうです。

シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」

   シューベルト:水の上の精霊の歌 D.714

   ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団・モンテヴェルディ合唱団

¥2,913(税抜き)ポリグラム・グラモフォン   POCG-10125   (1CD)

 録音ペースが衰えたとはいえ、ウィーン・フィルと昔風に言えば、あの
 ハ長調の長ーい交響曲をいれました。CDでは余白に合唱曲も入りまして
 お買い得です。

ショスタコーヴィチ:交響曲第15番

   ムソルグスキー:歌曲集「死の歌と踊り」
   ムソルグスキー:歌劇「ホヴァンシチナ」前奏曲
 
   セルゲイ・アレクサーシキン(Bs)
   ゲオルグ・ショルティ(指)シカゴ交響楽団

¥2,913(税抜き) ポリグラム・ロンドン POCL-1841  (1CD)

 長年親しんだ、シカゴ交響楽団との最後のレコーディングが、 
 いずれも意味深長な不気味な曲です。亡くなる五ヶ月前、死の
 予感があったのでしょうか?それにしても演奏は立派です。

ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」

   ギュンター・ヴァント(指)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

¥2,427(税抜き) BMGジャパンRCA   BVCC34002 (1CD)

 一部熱狂的ファンを持つ、偉大な二流指揮者と言えば怒られそうですが、
 指揮者のスタイルに、前時代的な方が少なくなった今となっては、貴重な
 存在であり、ベテランとは言え、ベルリン・フィルを手の物にする手腕は、
 並の実力ではありません。

デュカス:交響曲ハ長調

   デュカス:歌劇「アリアーヌと青ひげ」より第3幕への前奏曲

   ジャン・マルティノン(指)フランス国立管弦楽団

¥1,650(税抜き) 東芝EMI   TOCE-9819  (1CD)

 今回「フランスのエスプリ」シリーズとして、リリースされた18Wの内の
 1枚、シリーズのうたい文句が、耳の肥えたファンに聴いていただきたい、
 フランスのオーケストラがフランス的であった時代の、最高の遺産だそう
 です。

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

   ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.99

   五嶋みどり(Vn)アバド(指)ベルリン・フィルハーモニー 

¥2,400(税抜き) ソニー・クラシカル  SRCR-2259 (1CD)

 世界のMIDORIが、アバド・ベルリン・フィルと成し遂げた、感動の
 ライヴ録音、もう良くできましたを超えた一枚、彼女の主張が聴か
 せます。

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調OP.26

    プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番変ニ長調OP.10
    バルトーク:ピアノ協奏曲第3番
      
    マルタ・アルゲリッチ(Pf)
    シャルル・デュトワ(指)モントリオール交響楽団

¥2,381(税抜き) 東芝EMI TOCE-9800 (1CD)

 円熟期を迎えた元夫婦が、得意中の得意を、新録音。アルゲリッチには、
 もう3枚分新録が有るそうで、第一弾に選ぶだけ自信があったのでしょう。 

モーツァルト:セレナード第11番

    モーツァルト:セレナード第12番 K.388ハ短調

    ザビーネ・マイヤー管楽アンサンブル

¥2,718(税抜き) 東芝EMI TOCE-9856 (1CD)

 カラヤンとベルリン・フィルで騒がれたのも、随分前のように思いますが、
 美貌と実力は衰えていないようで、気のあった仲間達と、楽しいごきげんな
 演奏を聴かせてくれます。 

アダムス:「舞曲」についてのジョンの書

     ジョン・アダムス:こぶだらけのボタン

     クロノス・クァルテット
     ジョン・アダムス(指)ロンドン・シンフォニエッタ       
¥2,330(税抜き) ワーナー・ノンサッチ  WPCS-5100 (1CD)


 現代の音楽で、聴きやすいと言うのも語弊がありますが、アダムスの曲は、
 抵抗の少ない物でしょう。一種の反復音楽ですが、コンセプトがはっきり
 しているのがそうさせるのでしょう。

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ(全3曲)

   パメラ・フランク(Vn)
   ピーター・ゼルキン(Pf) 

¥2,913(税抜き)ポリグラム・ロンドン POCL-1843 (1CD)

 アメリカ生まれの、音楽家二世同士の共演ですが、コンサートでも
 気心の知れた両者ですので、伸び伸びとその才能を、披露してくれ
 ます。

ウォルトン:ベルシャザール饗宴

   ウォルトン:交響曲第1番変ロ短調

   トーマス・ハンプソン(Br)サイモン・ラトル(指)
   バーミンガム市交響楽団・同合唱団ほか 

¥2,718(税抜き) 東芝EMI TOCE-9793  (1CD)

 イギリスの誇るウォルトンが、聖書をテクストに作曲した、大規模な
 オラトリオを、今旬のイギリスの指揮者が、ドラマティックな演奏を
 展開しています。

オーベール:歌劇「黒いドミノ」

   歌劇「グスタフ3世」より序曲とバレエ音楽
   
   スミ・ジョー(S)フォード(T)バスタン(B)
   リチャード・ボニング(指)イギリス室内管弦楽団ほか
¥5,825(税抜き) ポリグラム・ロンドンPOCL-1828/29(2CD)
 
 序曲は少しは知られた曲ですが、全曲は珍しいものです。オペラ・コミック
 全盛の19世紀前半のパリで、名声つと高きこの曲は、修道女の恋物語で、ド
 ラマティック作品です。それにしてもボニング氏は、サザーランドの引退で
 どうするのかな?とおもいましたが、良い後がまが見つかりました。
 

J.S.バッハ:マタイ受難曲BWV.244

   エインズリー(T)クヴァストホフ(B)シュトゥッツマン(A)
   小澤征爾(指)サイトウ・キネン・オーケストラ、東京オペラS

   
¥7,282(税抜き)ポリグラム・フィリプス PHCP-11110/12 (3CD)

 武満徹の強い希望で実現した、と言われるこの大作演奏は、現在話題の
 歌手を集め、サイトウキネン総力の演奏で、97年のライヴです。

ラートハウス:交響曲第1番

   ラートハウス:バレエ音楽「最後のピエロ」

   イスラエル・イーノン(指)ベルリン・ドイツ交響楽団
¥2,913(税抜き) ポリグラム・ロンドン  POCL-1836 (1CD)

 これも頽廃音楽シリーズの一枚、シュレーカーの弟子で、ポーランドの
 作曲家ラートハウスは、一聴マーラー風の音楽で、即興的な多彩な作風
 です。願わくばポリグラムは、頽廃音楽シリーズは独立させて、求めや
 すい価格で、まとめられないものでしょうか。
 

3大テノール・イン・パリ1998

   オ・ソレ・ミオほか全26曲

   カレーラス、ドミンゴ、パヴァロッティ
   レヴァイン(指)パリ管弦楽団

¥2,718(税抜き)ポリグラム・ロンドン POCL-1840 (1CD)

 サッカーの、ワールド・カップ決勝戦の前夜祭として、恒例の3大テノール、
 今回もエッフェル塔の前で、実現しました。ちなみにLDは、POLP-1051と
 して、DVDは、POBP-1010として10月28日に予定されています。

ヴェルディ:歌劇「アイーダ」

   マーガレット・プライス(S)パヴァロッティ(T)エステス(Br)
   ガルシア・ナヴァロ(指)サンフランシスコ・オペラ管弦楽団1981収録

¥9,800(税抜き) ワーナーヴィジョン  WPLS-4118/19  (2LD)

 各社が、LDに及び腰の時代に、積極的に新譜をリリースしているのが、
 ワーナーです。今回はソースも中途半端で、魅力不足かも知れませんが
 全盛期のパヴァロッティを買いとしましょう。

ブラームス:交響曲第1番ニ短調Op.68

   エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指)
   アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団

¥3,873(税抜き) キング・ロンドン KIJC-9212  (1LP)

 誰かが偉大な二流指揮者ならば、ベイヌムこそ、忘れられた一流指揮者です。
 これからと言うときに、運命の悪戯で世を去り、オーソドックスであっただけに
 大衆の注目から、外れたところにいますが、DECCAの看板指揮者の超名盤である
 事には、今もこれからも、変化は有りません。  

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番

   「ハンマークラフィーア」変ロ長調 Op.106

   ウィルヘルム・バックハウス(Pf)
¥3,689(税抜き)キング・ロンドン  KIJC-9216  (1LP)

 これもスーパー・アナログの一枚、バックハウスは生涯ソナタ全集を、
 2回録音していますが、実はこの長大なソナタだけは、ステレオは録音
 出来なかったのです。それでこの52年のモノーラルを疑似ステレオで
 混入しているのでした。今回モノLP復刻に当たり当然入るべくして入
 った一枚です。
   


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