コンセール新譜情報

新譜情報 2003.09.01

    
フランスのフルート音楽
      ピエール=マックス・デュポワ:フルート・ソナタ
   フィリップ・ゴーベール:フルート・ソナタ
   フォーレ:フルートとピアノのための《幻想曲》、他
        
       ジェフリー・カーナー(fl)    ヒュー・スン(pf)
      
      ¥2,100(税抜き) AVIE   AV0027  (1CD)
      
  アメリカの管楽器奏者における頂点といわれるフィラデルフィア管弦楽団の主席である
 カーナー。今年も来日して日本でもブレイクしそうな雰囲気です。パリ音楽院の試験の
 ために生み出された豊かな楽想を、彼のようなフルーティストで聴ける贅沢なアルバム
 です。
      
エネスコ:ピアノ組曲第1番〜3番
      
         ルイザ・ボラック(pf)
      
      ¥2,100(税抜き) AVIE  AV0013 (1CD)
      
  日本でエネスコといえばヴァイオリンの巨匠というイメージが強いですが、作曲家としても《ハ
 ンガリア狂詩曲》のほか、「オイディプス王」、や交響曲、弦楽四重奏曲、ヴァイオリン・ソナ
 タなど作曲も当代一流でした。この3曲はスタイルの違いに驚かされること必至。第1組曲はバ
 ッハへのオマージュともいうべきもの。第2組曲はショパンを思わせ、第3組曲ではフランス印
 象派の世界へ。演奏はルーマニアの新人ボラック。AVIEの美少女路線かも。
      
ボダン・ド・ボワモルティエ:組曲とソナタ
   
  パッサカリア(アナベル・ナイト、ブラッドベリー、市瀬礼子、ビッグウッド)
   エリジオ・クインテイロ(テオルボ・リュート)
  
¥3,000(税抜き)  LINN   CKD 204  (1SACD)

  テレマンの室内楽アルバム(CKD170)がグラモフォンなどの音楽専門誌などで高い評価を獲得した
 パッサカリアの新作です。前回客演だった市瀬礼子が正式メンバーに。ミゲル・モレーノの高弟子
 クインテイロがゲストで参加。フランス・バロックの雅な世界を見事にLINNの高品位サウンド
 で聴かせてくれます。今回のアルバムは辣腕エンジニア、ホッブスがプロデュースも兼ねて録音。
 LINNのソフトへの意気込みがうかがえる作品となっています。
  
ガブリエル・デュポン:ピアノと弦楽四重奏のための詩曲

  ピアノ組曲《砂丘にたつ丘》

   フランソワ・ケドルンギュフ(p)  ルーヴィニ・クワルテット

¥2,300(税抜き) Timpani   1C1072 (1CD)
   

 レコ芸8月号、相場ひろ氏の紹介で話題になったCDです。フランス音楽愛好家でさえ知らない
 作品でしたが、再評価されてくるでしょう。TVや映画で使われた曲のオリジナルみたいな作品。
 作曲する人の間では知られていたんでしょうね。
プロコフィエフ:ピーターと狼(Nar:ゴルバチョフ、ソフィア・ローレン)     

   パスカル・バンテュス:狼のたどる道(Nar:ビル・クリントン、ゴルバチョフ)

       ケント・ナガノ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団   
 
¥3,000(税抜き) Penta Tone Classics(1SACD)

 野生動物保護というRNOの企画に、豪華有名人たちが参加しました。フランスの作曲家ジャン=
 パスカル・バンテュス、アメリカの放送作家ウォールト・クレーマー、映画女優ソフィア・ローレ
 ン、そして元大統領のクリントンとゴルバチョフです。彼等の印税は狼保護センター(NY)、孤
 児院・身体障害児施設の子供たち、IATなどに寄付されるそうです。「ピーターと狼」のナレー
 ションは吉永小百合さんやさんまも良かったけれど、大女優であるソフィア・ロレーンで決まりで
 しょう。
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第6番、8番、ノクターン(世界初録音) 

    リチャード・ヒコックス指揮ロンドン交響楽団、  ロデリック・ウィリアムズ(br) 
  
    \2,100 (税抜き)  Chandos  CHAN10103(1CD)
       \3,000 (税抜き) Chandos  CHSA5016  (1SACD)

 ヒコックスによるRVWシリーズ第5弾。このシリーズは定番と評価される交響曲のカップリング
 にこれまでにない工夫が凝られていることが挙げらます。前作も世界初録音となる<ノーフォーク
 組曲第2番>が収録されていたが、今回も<ノクターン>が収録されています。この楽譜失われて
 いましたが、バリトン歌手オースティンに渡されていたことがわかり、遂に発見されヒコックスの
 手で初演され、今回初録音が実現しました。
ラフマニノフ:交響詩《岩》、《ロスティスラフ皇子》

   ベックリンの主題による交響詩《死の島》、ボヘミア風狂詩曲、スケルツォ ニ短調

   ワレーリー・ポリャンスキー指揮ロシア国立交響楽団
   
   ¥2,100(税抜き)   Chandos   CHAN10104 (1CD)

  プロコフィエフの秘曲シリーズなどで、その名をとどろかせたポリャンスキーの最新作。ラフマ
 ニノフは交響曲全曲につぐ5枚目です。師匠ロジェストヴェンスキー譲りの豪快さ、合唱指揮者と
 してならした旋律歌いのうまさなどを感じます。ロシア音楽ファン待望の指揮者になるでしょう。
ラフマニノフ:プレリュード 全曲
 
      ルステム・ハイルディノフ(pf)

¥2,100(税抜き) Chandos  CHAN10104 (1CD)

 昨年、ショスタコーヴィッチの劇音楽を弾いてデビューしたハイルディノフの第2弾です。ルガン
 スキーみたいに華々しくデビューしていませんが、徐々に評価を得てきているハイルディノフ。《
 十の前奏曲》はルガンスキー、アシュケナージらの名演がありますが、ショパンに通じる抒情性は
 感銘ものです。これから期待出来るピアニストです。
ベルナルド・ストラーチェ:チェンバロとオルガンのためのさまざまな曲の森

  ファビオ・ボニッツォーニ(cemb)
  
¥2,200(税抜き) Glossa  GCD921506  (1CD)

 ストラーチェは「メッシーナ市の議会附属礼拝堂副楽長」という肩書き以外、何もわかっていませ
 んがイタリア鍵盤楽器の技法の発展に多大な貢献をしたフレスコバルディから、スカルラッティの
 間を結ぶ重要な架け橋というべき人であることがこの作品を聴くと解ります。ボニッツォーニはビ
 オンディ&エウパ・ガランテで切れ味鋭いチェンバロを聴かせてくれた人で、コープマン&アムス
 テルダム・バロックでも活躍されています。
J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ
  
   ジョン・ファン・フェルトホーフェン指揮オランダ・バッハ協会管弦楽団・合唱団
   ユハネッテ・ゾマー(s)  アネッテ・マーケルト(a) ゲルト・テュルク(t)
   
¥5,000(税抜き) Channel Classics  CCSSA20103 (2SACD)

 古楽器奏者100人余りを使った《水上&王宮》が好評だったチャンネル・クラシックがまたも採
 算度外視した豪華なCDを発売。ベルベットBOXにフルカラーの解説書(カタレイネ修道院の協
 力によりる豊富な図版や写真)それにSACD(総帥サックスによるマルチチャンネル録音)であ
 る。フェルトホーフェンはコープマンの助手などを経てオランダ・バッハ協会を古楽アンサンブル
 のトップに発展させました。この演奏は《クリスマス・オラトリオ》がバッハの3大宗教曲と同等
 の音楽的価値をもった作品であることを認識させてくれる見事な演奏です。
ジョヴァンニ・バティスタ・セリーニ:チェンバロ・ソナタ集
      
        ホ短調,変ロ短調、ハ長調
   
     マルコ・ルッジェーリ(cemb)
          
      ¥2,200(税抜き) MVクレモナ MVC002-010  (1CD)
      
  セリーニは現在ではもとんど忘れ去られていますが、ここに収録されている3曲だけはチェンバ
  リストやピアニストに愛されてきました。ルッジェーリはセリーニと同郷のクレモナ生まれ、タ
 クトゥス等にも知られざる名曲を録音しているオルガニスト、チェンバリストです。これからも
 イタリアの秘曲を紹介してくれるでしょう。収録全曲のスコア(PDFファイル)付。
カルロス・セイシャス:チェンバロ協奏曲とソナタ集

    ホセ・ルイス・ゴンザレス・ウリオル(cemb)
        マヌエラ・モライス指揮セグレイス・デ・リスボア

¥2,300(税抜き) Portugaler  2003-2   (1CD)
 
 来年に生誕300年を迎えるポルトガルを代表する作曲家です。ポルトゥガーレからは4枚リリ
 −ス、第1弾は入門者にも熱心なファンのもおすすめできる決定盤になっております。鍵盤作品
 解釈の第一人者スペインのウリオルが王宮礼拝堂オルガニストらしい高貴な雰囲気、民俗歌謡フ
 ァドにも通じる哀愁を帯びた情感を良く表現した名演になっております。
イン・メモリアル
   
 カバニーリェス:ティエント・デ・ファルス  デ・アラウージョ:バターリャ第6旋法
 コエーリョ:3つのキリオ第1旋法    ブロカルテ:単旋律による作品  、他

   ジョアキン・シモンエス・ダ・オーラ(org)
   
¥2,300(税抜き) Portugaler  2002-2  (1CD)
 
 ポルトガルの大オルガニスト、ダ・オーラを記念して、最後の演奏会のライヴをCD化したアル
 バム。リスボン、サン・ヴィセンテ・デ・フォーラ教会の修復完了記念コンサートでのライヴ録
 音です。この直後彼は脳腫瘍で倒れ長い闘病の後、永眠しました。ポルトガルの歴史的オルガン
 をダ・オーラの演奏で聴けることはとても幸いなことでしょう。
ベルリオーズ:幻想交響曲

 カンタータ「クレオパトラの死」

  ゲルギエフ指揮ウィーン・フィル   オリガ・ボロディナ(ms)

   ¥2,000(税抜)   米DECCA  B0000109502  (1CD)
      \2,427(税別) UNVERSAL  UCCP 1078 (初回 ゴールド・ディスク)

 ユニバーサルからはミンコフスキの《幻想》が発売されその斬新な演奏が好評でしたが、早くも対
 抗盤の登場です。ベルリオーズ生誕200年にふさわしいことです。ゲルギエフの非ロシア作品は
 ブルックナー、ワーグナーなどありますが、正式録音はたぶん初めてだと思います。主兵キーロフ
 ではなくウィーン・フィルを選んだのは、「あ・うん」の呼吸とはひと味ちがった緊張感から生ま
 る絶妙の質感をもったサウンドが欲しかったんでしょう。それに応えたVPOの迫真の演奏も凄い。
 (「クレオパトラ」は国内盤に収録されるかどうかは未定)
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲

 アンドラーシュ・シフ(pf)
                                      2001 バーゼル・ライヴ

   ¥2,100(税抜き) ECM  472 1852  (1CD)
  
  2001年秋のコンサート・ツアーのなかでベストといわれたスイス・バーゼルでのテイク。ホー
 ルの響きと楽器の状態が最良であるとシフが感じたそうです。デッカから20年ぶりの録音。前作
 を越える名盤の登場です。もともとは不眠に悩む伯爵のために書かれた作品のはずですか、シフの
 演奏は変奏が進むごとに目を醒まされるかのような美しさに満ち溢れています。
カンターテ・ドミノ  世界のクリスマス音楽

   トシュテン・ニルソン指揮オスカル・モテット合唱団
    アルフ・リンデル(org)     マリアンネ・メルネス(s)
   
¥2,400(税抜き) PROPRIUS  PRSACD 7762 (1SACD)

 名エンジニア、アルヴィングによって録音され、アナログ時代を代表する不滅の超優秀録音盤がS
 ACD化されました。いまだにクリスマスの定盤はこれでしょう。
シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調、弦楽四重奏曲第7番

   プラジャーク四重奏団    マルク・コッペイ(vc)

   ¥2,300(税抜き)  PRAGA  PRDDSD 250191 (1SACD)

 シューベルト最晩年の傑作を名門プラジャークSQが演奏。共演のコッペイは元イザイQのチェロ
 で、アンサンブルの呼吸を心得た見事な腕前を聴かせてくれます。録音はDSD方式で、スピーカ
 −の存在を感じさせないぐらい自然な音場です。
  
フランク・オルガン作品集

  大オルガンのための6つの小品、3つの小品、3つのコラール 
   
   スーザン・ランダル(org)

  ¥3,800(税抜き) Calliope  CAL 9941  (2CD)
  
 イゾワールの膨大なカタログでもおなじみ、オルガン録音の得意なカリオペから3つのオルガン
 を使い分けてフランクの幻想的な響きを再現しています。(カヴァイユ=コル製作 パリ・サン
 =シュルピス教会 1862 他) ランダルはアンドレ・マルシャルの弟子でメシアン、ヴィエル
 ヌ、マルシャルの演奏家であり、メシアン、エベンの研究家としてフランスを代表するオルガニ
 ストとして活躍されています。

 
クレメンティ:カプリッチョ第1番、4番  ピアノ・ソナタ ニ短調  モンフェッリーナス

  リーリャ・ジルベルシテイン(pf)
 
¥1,700(税抜き)  hänssler  93 096  (1CD)

   '87年のブゾーニ国際コンクールで優勝し、DGで華々しくデビューしたジルベルシテインで
 すがイマイチばかりでした。しかし、今回彼女の魅力がやっと出てきました。端正かつ輝きのあ
 る演奏でクレメンティの魅力を新たに教えてくれます。祖国の大先輩ホロヴィッツに肉薄する名
 演と云えるでしょう。
 

 
アルマ・マーラー:歌曲全集

    リリ・パーシキヴィ(ms)   ヨルマ・パヌラ指揮タンペレ・フィル
     
    ¥2,100(税抜き)  Ondine  ODE 1024   (1CD) 

  マーラー夫人アルマの全歌曲をフィンランドの若手実力派パーシキヴィが歌ったアルバム、伴奏
 部を指揮者のパヌラがオケ編曲していて、まさにマーラー! 似たもの夫婦だったのかなぁ。
  
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
   ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
    
    渡辺玲子(vn)  アレクサンドル・ドミトリエフ指揮サンクトペテルスブルク響

    ¥2,400(税抜き) wea japan  WPCS-11694  (1CD)
  
 今年のサンクトペテルスブルク響・日本公演のライヴからのCD化です。この曲を得意とするロ
 シアの名門オケとドミトリエフの好サポートを得て、彼女の高度な演奏技術、燃えるような情熱
 と玲瓏な知性が融合した演奏となっています。使用ヴァイオリンのストラディヴァリウス「ドラ
 ゴネッティ」の音色もこの曲にぴったり。
 
グリーグ&シューマン:ピアノ協奏曲  
     
    レイフ・オヴェ・アンスネス(pf)  マリス・ヤンソンス指揮ベルリン・フィル
     
¥2,667(税抜き) 東芝EMI TOCE-55590 (1CD)
 \1,900 (税抜き) EMI  CDC-5574862 (1CCCD)

 ヨーロッパで絶大な人気を誇るアンスネスとライヴで絶好調のアンスネスの共演です。シューマ
 ンはライヴ録音。ヤンソンの魅力はライヴの方がイキイキ、アンスネスも新時代のエキサイティ
 ングなピアニストです。若い聴者にはピッタリ、でも私のような老兵には理解しにくいですがね。
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番、イタリア協奏曲
   
  マイラ・ペライア(p)指揮アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ

   ¥2,400(税抜き) SMJI  SICC-139  (1CD)
      \1,900 (税抜き)SONY  CLASSICAL  SK       (1CD)

 ホロヴィッツとの親交から新境地をひらき指の故障の後、見事に復活したペライア。前作のシュー
 ベルトも好評で、バッハ・シリーズも現在バッハのピアノ演奏第一人者になりつつあろことを証明
 しています。主席客演指揮者をつとめるセント・マーティンも主兵のごとく息ぴったりで、マリナ
 ーでない新しいバッハを奏でています。
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
      
    ダニエル・シャフラン(VC)  アントン・ギンズブルク(P)

  ¥4,000(税抜き) DOREMI  DHR7835/6  (2CD)

  メロディア原盤のCD化。他のロシア系名手の誰とも似ていない、どこか独特の気品を漂わせた
  音楽が、いまだにファンの心を捉えて離さないシャフラン。音質もコピー盤でない音のひろがり
  があります。
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」

  カラヤン指揮ウィーン・フィル、ウィーン国立歌劇場合唱団
      グンドゥラ=ヤノヴィッツ(s)   テレサ・ツィリス=ガラ(s)
      ニコライ・ギャウロフ(br)    スチュアート・バロウズ(t)

¥6,000(税抜き) ORFEO   ORFEOR 615033  (3CD)
 
  カラヤンはザルツブルク音楽祭で1960から88年の間に計3回「ドン・ジョヴァンニ」を振
 っていますが、彼自身この演奏が「最上のメンバー」によるもと語ったもの。絶頂期のギャウロフ
 だけでも聴きものですが、ほかのメンバーもスゴイ!ジョヴァンニにしびれるもよし、ツェルリー
 ナに誘惑されるもよし、お心のままに・・・
ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》

   普門館ライヴ 1979

      カラヤン指揮ベルリン・フィル、 ウィーン楽友協会合唱団
    アンナ・トモワ=シントゥ(s)   ルジャ・バルダーニ(a)
    ペーター・シュライアー(t)  ジョゼ・ヴァン・ダム(br)

       ¥2,500(税抜き) UNIVERSAL  UCCG 9396 <初回限定特価>  (1CD)

 NHKによりFM放送されたNHKデジタル録音第1号。伝説の名演といわれた普門館ライヴが遂
 に蘇りました。カラヤン&ベリリン・フィル絶頂期の来日公演。改めてカラヤンが20世紀の巨匠
 であることを思い知らされます。
J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集

  ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ BWV.1023
  ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロ・オブリガートのためのソナタ BWV.1028,1029
  チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ BWV.1027

  フィリップ・ピエルロ(gamb)  ケネス・ワイス(cemb)   ライナー・ツィパーリング(gamb)

   ¥2,300(税抜き)  FLORA  0302 (1CD)

 ヴィーラント・クイケンに師事、リチェルカーレ・アンサンブルのリーダーを務めるピエルロ。
 比較的穏やかな運びの中に旋律をしっかり歌わせた、優れた演奏です。古楽の宝庫ベルギーの自
 主制作レーベル、フローラから古楽ファンを驚喜させずにはおかないシリーズの登場です。解説
 はHPに詳しく出ているのですが、英語が未完成なのが残念。http://www.kelys.org/
 
ハイドン:バリトン、ヴィオラと通奏低音のための3声のディヴェルティメント集

  ピエルロ(バリトン)  フランソワ・フェルナンデス(va)  ツィパーリング(vc)

   ¥2,300(税抜き) FLORA 0102  (CD)  

  ハイドンが仕えていたハンガリーのエステルハージ候が好んだためたくさんの曲がありますが、
  アナログ時代の名盤アーノンクール以来名演がなく、忘れられた名曲の名演の登場です。フェ
  ルナンデスはクイケン・クァルテットの第2ヴァイオリン、ラ・プティット・バンドのコンマ
  スを務めたヴァイオリニスト。ツィパーリングはビルスマの弟子で、18世紀オーケストラ、
  カメラータ・ケルンで活躍しているチェリスト。3人共古楽のスペシャリストで、使用楽器も
  歴史的名器です。
マリア・カラス  秘蔵映像集

 マリア・カラス    ロード・ハーウッド(インタビュァー)


  ¥3,800(税抜き) 東芝EMI TOBW-3552  (1DVD)  約120分
 
 生誕80周年、映画「永遠のマリア・カラス」のヒットで話題のカラスの貴重なインタビュー
 の映像記録と、約20分間の1960年代フランス・テレビ放送映像歌唱シーン(本邦初公開)
 まさにカラス・ファン必見の映像集ですね。、
  

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