●小森谷巧(コンサートマスター) Takumi Komoriya/Concertmaster 両親に手ほどきを受け、桐朋学園大学音楽科ディプロマコースを経て、1979年ウィーン国立音楽大学へ留学。 その後英国へ渡る。 徳永二男、ヨゼフ・スーク、イフラ・ニーマン の各氏に師事。 リピツァヴァイオリンコンクール、フムル国際コンクール等で、特別賞、シェリング賞などを受賞。英国を中心に欧州で活躍。 「The STRAD」で好評を得る。 1985年、英国王立音楽大学の演奏ディプロマを首席で獲得し帰国。1987年、東京交響楽団に入団、首席コンサートマスターとして活躍。1994、96年には東京交響楽団ヨーロッパ公演のソリストとして、各地で好評を博す。 1991年、第1回出光音楽賞受賞。1999年より読売日本交響楽団のコンサートマスター、現在に至る。 ソリストとしては、東京を中心に定期的にリサイタルを行い、常に高い評価を得、読売日響、東京響、ロイヤルチェンバーオーケストラ、仙台フィルなどとも共演。 近年は指揮者としても古典派の作品を中心に演奏活動をしている。また、国立音楽大学、桐朋学園オーケストラアカデミーで後進の指導を行っている。
●小澤郁子 Ikuko Ozawa (第二ヴァイオリン首席) 桐朋学園大学卒業、同大学研究科修了。篠崎巧子、江藤俊哉の両氏に師事。1987年から1993年の間、ニースにてアーロン・ローザンド氏に師事し、研鑽を積む。1991年、イタリア・パルマ・ドーロ国際室内楽コンクール、デュオ部門において、ディプロマ・ディ・メリト賞を受賞。 銀座Tepco室内楽サロンにて、ベートーヴェン、モーツァルト、メンデルスゾーン、ブラームスの弦楽四重奏曲全曲を演奏。リサイタルのほか、室内楽を中心に活躍中。
●間瀬利雄 Toshio Mase (チェロ首席) 11歳よりチェロを平井丈一朗氏に師事。1982年桐朋学園大学卒業後、翌1983年同大学研究科修了。1986年宮城フィルハーモニー管弦楽団(現・仙台フィル)の特別契約団員となる。翌1987年〜1989年、東京シティ・フィルハーモニック・管弦楽団に在籍、その間首席奏者を務める。 1988年、フランスに於けるパブロ・カザルス室内楽アカデミーに参加、およびプラード音楽祭での演奏は好評を得る。1980年、スペインで行われたエスタウッド音楽祭には奨学金を受けて参加。1995年、スイスに於いて、アントニオ・メネセス氏のマスタークラスを受講。 以後、室内楽を中心に活動し、来日の著名演奏家との共演も多い。また一方、アマチュア・オーケストラの指導にも尽力でしている。